マッスルスーツ「Every」の評価 | メリット・デメリットは何?

パワーアシストスーツの大本命として注目を集めるイノフィス社の「Every」 このメリット・デメリットを他社製品と比較しながら分かりやすく解説します。

マッスルスーツEveryとは

Everyとはどんな製品なのか、概要を紹介します。

東京理科大発のベンチャーが開発

マッスルスーツEveryの開発・販売元であるイノフィス社は、東京理科大発のベンチャー企業です。社長で創業者の小林宏氏は東京理科大の教授も務めています。

また、イノフィス社の本社は東京・神楽坂の東京理科大キャンパス内にあり、大学発のベンチャーとして注目を集める企業です。

東京理科大神楽坂キャンパスの学食

テレビCMを放映 知名度上昇中

Everyは2019年末にダウンタウンの浜田さんを起用したテレビCMを放映しました。

また、人気YouTuberの「はじめしゃちょー」もEveryを着用して重い荷物を軽々と持ち上げる動画を投稿しており、パワーアシストスーツのジャンルの中ではEveryが最も高い知名度を持っていると言えます。

マッスルスーツEveryのメリット

そんなマッスルスーツEveryは、他社製品と比較してどのようなメリット・強みがあるのか。詳しく解説します。

価格が従来品と比べて圧倒的に低価格

イノフィス社はEveryの以前にもEdgeというマッスルスーツを2018年から販売していましたが、その本体価格はなんと税別49万円と、家庭用としてはもちろん業務用としても手が届きにくい価格でした。

2019年に発売したEveryは136000円と、業務用はもちろん家庭用としても手を出しやすい価格にまで大きく値下がりしています。

リコーのグループ企業に生産を委託するなど量産化を進めることで低価格化を実現しました。

動力不要 電源や充電がいらない

他社製品ではモーター駆動によるアシストを行うものがありますが、マッスルスーツEveryは電源を必要としない「人工筋肉」でアシストを行います。

人工筋肉とはゴム製のチューブの伸び縮みを人間の筋肉のように活用する仕組みで、電源が必要ありません。

駆動部品が無いため故障が少ないという利点もあります。水に濡れても故障しません。

人工筋肉に説明

マッスルスーツEveryのデメリット

続いてデメリットと言える部分を紹介します。

ポンプで空気入れ作業が必要

マッスルスーツEveryを使用する際には、付属の手押しポンプで30~40回ほど空気を入れる作業が必要となります。

空気を入れる作業は丸1日の作業でも1日1回程度で済みますが、やや面倒に感じるかもしれません。人工筋肉に命を吹き込むために必要な作業です。

店頭展示も

低価格化が進んだとはいえ10万円台のEvery。購入しても自分には必要の無いものだと分かったらどうしよう・・という心配もあるでしょう。

既にイノフィスは全国各地のショールームなどでの店頭展示を開始しています。具体的な場所などはイノフィス社公式サイトから問い合わせて確認してください。