パワーアシストスーツの仕組みは?人工筋肉とは何か

パワーアシストスーツはどのような仕組みで作業者をサポートしてくれるのか。分かりやすく解説します。

パワーアシストスーツの仕組み

人工筋肉を使う

動力・電源を必要としないパワーアシストスーツは、人工筋肉という仕組みを使って作業者を支援します。

人工筋肉はゴムチューブのような見た目の部品で、中に空気が入っています。ゴムチューブを伸ばすと元に戻ろうとする「縮む」力が発生しますが、これは人間の筋肉と同様の働きです。縮む際に発生する力を、作業者のサポートに使うのがパワーアシストスーツです。

イノフィス社公式サイトより

ゴムチューブと言われると弱々しい感じがしてしまうかもしれませんが、特殊なナイロン素材で覆われており、充分な強度を持っています。

わすが100g程度と小さな部品ですが、電源が不要で水中でも利用できるため、信頼性は充分高いです。

モーターでアシストするタイプも

複数の小型モーターを使ってアシストするパワーアシストスーツもあります。バッテリーから電源を取ることで、モーターを駆動します。

ガススプリング式

自動車のトランクのドアや、オフィスチェアの座面が上下する機能と同じように、ガススプリングでパワーを発生するタイプもあります。

充電などは不要であるものの、1年に1回程度の交換作業が必要となります。

ガススプリング